建築士さんとの話し合いでの思い出

数年前に注文住宅で建築しました。夫の強い希望からです。
私個人としては想定外の注文住宅だったのでどのような住宅がいいのか全くイメージが持てませんでした。
土地は手に入れたので建築をどこにお願いするかを検討、主に夫が中心になって建築会社を探してくれました。
そうして数社程直接あって話を聞きました。
その際対照的な2社がありました。
1社はこちらの要望を何でも受け入れてくれる建築士さんでした。
例えば「収納をこうしたい」と要望を出すと、ではここにこうしたスペースを作りましょうと要望に合った設計をしてくれました。
もう1社の建築士さんはこちらが要望を出しても「それは出来ない」ということが多かったです。
最初は何でも要望を聞いてくれる建築士さんがいいと思っていました。
でも私が「2階に洗濯物を干せるベランダがあるなら洗濯機を置くところや洗面所も2階にしたい」と言った時、要望を聞いてくれる建築士さんは「それはいいですね」と言いましたがもう一人の建築士さんは「年をとったときに1階で何でも出来るようになっていないと困ると思いますよ」と言いました。
そのことが決め手となり私たちはあまり要望を聞いてくれない建築士さんにお願いすることにしました。
何年もこの家で済むことを本気で考えてくれているんだと思ったからです。
長年住むということはどういうことかを教えてくれたように感じました。
今でもこの建築士さんには感謝しています。